都立府中高校第12期同期会

開会と乾杯


■ 開会のご挨拶

幹事代表:6組 甲田直己  3年6組を卒業しました甲田直己でございます。大変ご無沙汰しております。 本日は遠くからこの通り沢山ご参集頂きましてありがとうございます。 今日までの集計で、先生方13名、生徒が139名、出席する予定になっております。 本当にありがとうございます。 幹事会を代表して開会の御挨拶を申し上げます。 貴重な時間を頂いていますので挨拶は手短にという鉄則を尊重いたしますが、 どうしてもお話しさせていただきたいことがございます。 それは小沢先生のことであります。 少々お聞きください。
 私事になりますが実は私、3年の時にたばこで捕まりまして自宅謹慎と言う処分を受けました。 担任の鈴木先生には当然しかられまして、その節は大変御迷惑をおかけいたしました、 高いところからすみません、今日はその恨みを晴らそうというのではありません。(笑)
小沢先生 実はその時2年の時の担任だった小沢先生にも呼ばれました。 社会科の部屋に行きますと先生は「おい甲田、タバコくらいでばかな問題をおこすな、気をつけろよ、それだけだ。」 と例の笑い顔で言われました。 私はもっと怒られるかと思って拍子抜けしたのですが、それだけで返されました。
私にはそれだけだったのですが、先生は、 それから私の近しい友人を一人ずつ呼んで「おまえは甲田がタバコを吸っているのを知っていたのか」と聞いたそうであります。 その中で今日も来ている杉本滋君は「知ってました」と答えました。 知らなかったと答えた者はそのまま返されましたが、知ってましたと言った杉本君に対して小沢先生は 「知っているのになぜとめなかったんだ」と烈火のごとく怒ったそうであります。 「体をはってでもやめさせるのが友だちだろう、友だちを大切にしろ、仲間を守れ」 こんこんと杉本はしかられたそうであります。
 私はその話しを当時当然聞かされているのですが、私はすっかり、脳天気にも忘れておりました。 そして昨年宇都宮から東京に帰ってきた杉本と飲みまして、この話しを改めて聞かされました。 私は先生の思いを全然受け止めていなかった、私は26年間も先生のメッセージを感じることができなかった、 気付いたときには先生はいなかった。
私は大いに反省いたしました。先生のお墓に行こうかとも思いましたがそんなことを喜ぶ人じゃないだろう、 そこで私は「友だちを大切にしろ、仲間を守れ」という先生の言葉を同窓会でみんなに伝えようと思いました。
以上が私が同期会をやろうと思った動機です。・・・
 簡単ではございますが開会のご挨拶とさせて頂きます。 短い時間ですが、どうぞ、ゆっくり過ごされて懐かしい再会を楽しんで頂きたいと思います。 ありがとうございました。

■ 乾杯のご発声

乾杯:有賀先生 卒業後26年目の同期会にお招き頂いて大変ありがとうございます。
皆様の再会を祝して乾杯致したいと思います。

 乾杯!



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